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  • 教員紹介
  • 学科長 : 山内 廣隆

    広島大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学、博士(文学)、広島大学助教授、ミュンスター(ドイツ)大学客員研究員を経て、広島大学大学院文学研究科教授、文学研究科長、文学部長を経て、広島大学名誉教授。専攻は西洋近世哲学、他に政治哲学、応用倫理学を研究、現在は日本の哲学も研究。

人間学、人間論、倫理学、ビジネス心理学総論などを担当

 長年の西洋哲学研究を基にして、人間学や人間論などを講じています。人間を理解する学問は歴史的に「哲学」として出発しましたから、哲学は心理学の基礎となる学問です。心理学部の皆さんに「人間を理解するためのさまざまなアプローチの仕方」を、人間学や人間論で話していると言えるでしょう。そういう意味で、私は心理学部及び安田女子大学のイントロダクションを担当していると言えるかもしれません。

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  •  人間について考えることの多い高校生へのメッセージ。悩んでいますか。何に。恋に?生きるということに?死ぬことに?将来に?身近にいる人たちに?生きている限り、悩みは尽きないものです。それが考える存在としての人間の宿命です。ある小説で、唯円と云う若いお坊さんが、師匠である親鸞聖人に恋の悩みを質問しました。親鸞聖人は唯円に答えます。「若いときは若い心で生きていくしかないのだよ」と。大人には大したことのないことでも、若者には一生を左右する大問題だったりするのです。「若いときは若い心で生きていくしかない」ということは、自分で考え自分で克服していきなさいということです。青春とは「悩み」なのです。安田女子大で青春しませんか。
  • 竹内 雄司

    早稲田大学商学部卒業後、自動車メーカーに勤務。在職中に神戸大学大学院経営学研究科で経営学修士(MBA)を取得。2014年、大学教員に転進。専門は組織行動論(経営学)。女性のキャリアや働く人のモチベーションの研究に取り組んでいる。

キャリア系科目(全学)、産業・組織心理学、組織行動論、モチベーション論などを担当

 自動車会社に30年間勤務し、大半を人事部門で過ごしました。社員の採用、人材開発、人事制度の企画・運用、女性社員の活躍支援、グローバル人事などを担当した人事のプロです。この時、社員がイキイキと成長し活躍するには、どう支援すれば良いかを極めたいと働きながら大学院で学ぶようになり、2014年大学教員に転進しました。専門は、組織行動論(経営学)です。経営学は、より良い企業経営を行うための学問ですが、組織行動論では、経営の三大資源(人、モノ、金)のひとつである「人」に着目します。つまり、働く一人ひとりがどう成長し活躍できるかの探求です。なかでも、女性のキャリアや働く人のモチベーションが私の研究分野です。

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  •  説明するまでもなく、世界中のビジネスは、そのすべてを「人」が行っています。働く一人ひとりが、「やる気」を高め、自ら「成長」することで、さらなる工夫を行え、新しい価値を提供しくことができます。これこそ世の中への貢献であり、ビジネスでの成功につながります。「人」はビジネスの世界でもっとも重視されるべき「可能性の源」です。
    ビジネス心理学科では、心理学を学び、これをビジネスの世界で活用していくことを志します。講師は、研究紹介の通り、ビジネスの経験から「人」に関して探求しています。ですから、これから社会に出て成長し活躍していくべき皆さんが大学時代に何を学んでいくべきかを理解している一人だと思っています。興味のあることを深く学び、学んだことを活かして経験を積み上げていく、そんな日々前進の学生時代を送ってみませんか?そのために、教室や大学内にとどまらず、企業のご協力を得ながら、ビジネスの現場も学びの場にしていきたいと思います。
     「社会に出て、何かを成し遂げたい。」想いを共有する仲間と励ましあい、競い合い、人生の基礎づくりと行う、そんな4年間を一緒に過ごしましょう。
  • 野邊 政雄

    東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。オーストラリア国立大学にてPh.D.、東京都立大学にて博士(社会学)取得。岡山大学講師、助教授、教授を経て、岡山大学名誉教授。在任中、兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科(博士課程)を兼担。専攻は地域社会学、オーストラリア社会研究。

社会学概論、家族社会学、地域社会学、グローバリゼーション論

 私は5年間ほどオーストラリアで研究生活をおくりました。外国で暮らすことによって、日本社会の特徴をより明確に理解できるようになりました。現在は、日本社会と比較しながら、オーストラリア社会を研究しています。社会学概論の他に、家族社会学や地域社会学といった昔から研究されてきた社会学の分野を担当しますが、私のオーストラリアでの体験を交えて講義をしてゆきたいと思います。

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  •  小学校から高校までの社会科には、社会学という分野はありませんでした。ですから、皆さんははじめて社会学という名前を聞かれたと思います。社会学が誕生したのはフランス革命後で、まだ200年ほどの歴史しかありません。革命によって自由と平等を標榜する市民社会がフランスに誕生しましたが、この新しい社会の秩序を捉えるために生まれた学問が社会学でした。この伝統から、社会学では、私たちの生きている社会がどのようなものなのかを捉えようとします。そうした探究を皆さんと一緒にできたらと思います。ところで、オーストラリア留学は、私の人生を大きく変えた一大イベントでした。皆さんも安田女子大学在学中に、そうした体験をして欲しいと思います。
  • 西村 聡生

    東京大学文学部行動文化学科心理学専修課程卒業。東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻心理学専門分野修士課程修了、同博士課程単位取得後退学。博士(心理学)。東北大学産学官連携研究員、日本学術振興会特別研究員等を経て現職。専門分野は認知心理学、実験心理学。

認知心理学・認知機能と身体や行為との関係を実験で解明

 人がこの世界をどのように認識し、どのように思考し、どのように行動するのか、その過程を実験を通じて解明していく認知心理学を専門としています。特に、認識が行動に、行動が認識にどのように影響するのか、および、他者と共同作業するときには、単独での場合と心の働きや行動がどのように異なるのかを研究テーマとしています。

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  •  心の科学である心理学は、とても面白い学問です。それだけではありません。人の心を識ることは、世界における人間を識ることであり、どのような進路を選ぶにせよ、必ず応用できます。面白く、役に立つ。最強の心理学、いっしょに学んでいきましょう!
  • 野崎 祐子

    上智大学文学部卒業。広島大学大学院社会科学研究科博士課程後期修了 博士(経済学)。広島大学大学院社会科学研究科助教、熊本学園大学経済学部特任教授等を経て現職。

応用ミクロ経済学、労働経済学、教育経済学

 データを用いて個人の行動パターンを分析する応用ミクロ計量経済学を専門としています。研究対象は、少子高齢化や教育格差、ライフコースの男女差など多岐にわたります。数年前より、人々の意思決定分析に心理学理論を組み込んだ行動経済学にも興味を持つようになりました。ビジネス心理学科では、学生の興味・関心に応じ、分野の枠を超えた教育・研究に挑戦したいと思っています。

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  •  2017年のノーベル経済学賞は行動経済学のパイオニア、リチャード・セイラー教授でした。行動経済学では心理学で得た知見を経済学のモデルに援用しています。ビジネス心理学科で経済学の授業を受講することにより、心理学へのさらなる興味を深化させてください。
  • 古山 友則

    京都大学大学院経済学研究科経済システム分析専攻博士課程単位取得退学。博士(経済学)。博士課程在学中、進化現象と統計科学の関係に興味をもち、J. S. メトカーフ教授の理論を学ぶ。現在はメトカーフ理論の発想の源泉となったR. A. フィッシャーの生物学と統計学をベースに、経済進化の数学を研究している。

計量進化学、統計科学、ミクロ経済学

 私の専門は経済数学です。経済数学は、生きている経済を数学によって理解しようとする学問です。人間の行う生産や消費活動は、たくさん集まることによって、1つの活動の単純な総和を超える興味深い現象を生みだすことがあります。これを創発といいます。数学は創発を理解するために利用できます。といっても、それは簡単ではありません。とても複雑で大量の計算を必要とします。したがって、その計算には計算機が必要になりますが、私はできるだけ紙とペンで計算しようとしています。

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  •  若いみなさんにとって、「経済」はどんな対象に見えますか ? 経済は茫漠として、とらえどころがなく、その影を一望することさえ、いまなお困難です。経済はつねに動いており、生きています。そして私たちは、経済という大きいクジラのお腹に飲み込まれたまま、このクジラについて考え、つきあっていかなくてはなりません。しかし、科学者は長い旅の途上で、このクジラを追跡し、全方位測定するための道具を作ってきました。この旅は楽しいですよ。色々なことを勉強しながら、歩いていきます。文学は好きですか。歴史や哲学はどうでしょう。これらも、経済とつながりが深いのです。手当たりしだいに勉強しても、経済という大きい生命に到達はできないかもしれませんが、それは私たち自身を知るという原初への旅でもあります。安田女子大学ビジネス心理学科で、皆さんと一緒にクジラのお腹のなかを歩きたいと思います。
  • 橋本 博文

    北海道大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。研究領域は社会心理学、文化心理学。大学院進学後一貫して、人間の心のあり方と社会のあり方の関係を解き明かす研究に従事している。現在は、日本人の心のあり方と日本社会のしくみの関係性に研究の焦点を合わせている。

私たちの心は、なぜ文化によってちがうのか

 心理学では一般に、人間の心のあり方は「文化によらず普遍的なもの」として捉えられてきました。しかし、1990年代以降、文化心理学とよばれる研究領域の発展によって、人間の心に見出される文化差や、心と文化の関係性に対する関心が高まっています。そのなかでもとくに、私たちの心がなぜ文化によってちがうのかという問題は注目を集めています。現在、この謎を解き明かそうと、国籍を問わず多くの研究者が調査や実験を行っています。この研究領域における実証的な知見がどんどん蓄積されれば、近い将来、私たちはそれらを手がかりに、心の文化差についてより深く理解できるようになるのではないかと思います。

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  •  実証的な知見をもとに人間の心の文化差を問う研究は、比較的新しい研究領域に位置づくものであり、これからもわくわくするような知見をたくさん生み出していくでしょう。そうすると、この研究領域の教科書は、これから新しくつくられ、書き加えられていくことになると思います。教科書を頼りに学んでいる高校生のみなさんの中には、教科書がつくられて書き加えられていくことに、多少の違和感を覚える人がいるかもしれません。しかしこのことは、今まさに多くの研究者が、心の文化差に関して問うべき問いを見つけ、その答えを探ろうとしている証です。この研究領域に興味を持ち、心の文化差の謎解きに参加したいと思うみなさんの中から、わくわくするような知見が生み出されるかもしれませんね。
  • 本田 秀仁

    東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程修了。博士(学術)。専門分野は認知科学、認知心理学、意思決定科学。

意思決定から、人間の心の"クセ"を知る

 私の専門分野は意思決定科学と呼ばれる分野です。意思決定は私たちの生活と密接に関わっています。例えば、ランチにイタリアンレストランへ行き、「パスタにするか、ピザにするか?」は日常的な意思決定です。また「どこの大学を受験するか?」は人生において重要な意思決定です。この例のように、私たちは日々、多くの意思決定を行っています。意思決定科学では、私たちが行っている様々な意思決定について科学的に分析してきます。私たちが行っている意思決定の特徴を見ると、私たちの心は非常に特徴的な性質、いわば"クセ"を持っていることがわかります。この"クセ"を通じて、人間の心の本質を探ることが私の研究の目標です。

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  •  現代はITを中心として様々な技術が日進月歩(秒進日歩???)で進化して、結果として世界は日々急速に変化しています。このような世界では、「考える」と同時にスピード感を持って「手を動かす」、"doing while thinking"が求められます。ビジネス心理学科で過ごす4年間の学生生活を通じて、様々な知識・教養を身に付けるとともに、"doing while thinking"というスキルを是非とも身に付けてほしいと思っています。
  • 髙瀬 久直

    一橋大学社会学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。法政大学大原社会問題研究所兼任研究員(『日本労働年鑑』の編集補助業務担当)を経て、本学科に着任。

研究領域は、産業社会学、政治社会学

 モノやサービスを生み出す様々な産業を支えている「働く」ことに関心を抱いています。「働く」ことに関わる日本の企業・社会の中のルールや仕組み、日本の有力産業の発展について、国際比較の観点を踏まえながらこれまで研究してきました。具体的には、日本とアメリカにおける大量生産の発展の比較、日本における春季労使交渉の展開についての研究などをしてきました。「日本的経営」と呼ばれる雇用慣行の形成と変容についても関心を抱いています。

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  •  現在の日本社会では、多くの女性がビジネスの場(民間企業)を中心に「働く」ようになっています。このため、「働く」ことに関わる賃金、労働条件、企業や政府の政策の現状・課題・将来展望に関して、大学時代に知識を備えたり自分なりに考えたりしておくことは、皆さん自身がより良い生活を築いていく上で重要になってきています。まとまった時間のとれる大学時代に、学んだり考えたりしてみませんか。

教員・研究テーマ

  • 氏名役職研究内容
  • 竹内 雄司 教授 キャリア論、組織行動論、人材開発論
  • 野邊 政雄 教授 地域社会学、社会老年学、オーストラリア社会研究
  • 山内 廣隆 教授 西洋近現代哲学、政治哲学、日本哲学、環境倫理学
  • 西村 聡生 准教授 認知心理学、認知機能と自他の行動や身体との相互作用
  • 野崎 祐子 准教授 応用ミクロ計量経済学、労働経済学、教育経済学
  • 古山 友則講師計量進化学、統計科学、ミクロ経済学
  • 橋本 博文 講師 社会心理学、文化心理学、グループ・ダイナミックス
  • 本田 秀仁 講師 認知科学、認知心理学、意思決定科学
  • 髙瀬 久直 助教 産業社会学、政治社会学